バックパッカーの荷物

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その51  バックパッカーの荷物


海外で個人旅行者、主に欧米のいわゆるバックパッカーで、背中だけでなく正面にもパックをつけている人を
 
よく見かけます。特に女性が多いようです。そうかと思えば、日帰りの山登りのような小さな荷物だけを背負って
 
旅行している人もいます。このような旅行者の荷物の量と、旅行の期間の長さは、あまり一致しません。


1週間でも3ヶ月でも同じようなものです。日常の快適さや、習慣を旅行にまで持ち込もうとすれば、どうしても
 
荷物は多くなります。キャンプ用品を携えた山登りや、僻地への旅行でなければ、極端に言うと、お金さえ
 
あれば、荷物はほとんど必要ありません。夏の気候であれば、服も2セットでも良いのです。


私も、最初の長期個人旅行、ヨーロッパ3ヶ月のとき、2キロくらいのしっかりした登山用のバックパックに、
 
勝手がわからず、あれこれ詰め込んで22キロくらいの重さを背負い、到着地のウィーンをフラフラ歩いた記憶
 
があります。25冊の文庫本など、CDプレイヤー、CD20枚、全く不要だった変圧器(当時は結構な重さ)など
 
です。それ以降のヨーロッパ、東南アジア2ヶ月などは10キロ以下に調整して、移動も楽でした。



活字中毒の私に本は必需品ですが、東南アジアなどは旅行者が置いていった本を売っています。また時々、
 
日本人が多い宿に泊まり、許可を得て本を交換してもらえばいいのですが、旅行者で本を持ち歩かない人が
 
大半でしたので、交換したことはありません。そして必ず1食分のビスケットなどと、水は常にパックの中です。


夏であれば服もあまり必要なく現地で買えば良いのです。また小型の懐中電灯を携帯すれば安心で、カメラ
 
などの充電器は、日本人がよく泊まる宿や、旅行者などから借りることも難しくないでしょう。そして電子辞書は
 
便利で、暇なときは本の代わりにもなります。また夏でも、特に夜行バスは冷え過ぎるので、対策が必要です。


※写真は、ニュージーランド、ウエリントンのバックパッカーが多い宿のキッチンの旅行者の食材などです。
 
約一ヶ月半のNZ旅行では、このような所に泊まり、よくスーパーで食材を買って、調理して食べました。
 
車で旅行していた人は、食器やワイングラスを携えている人も多く、ほとんどがイタリア、フランス人でした。