世界平和パゴダの僧、寺男さん

その559


6月16日。 夕方18時過ぎから門司のノーフォーク広場に駐車して少し散策しました。

ここに来ると、関門トンネルの人道を歩いて下関に行きたくなりますが、遅いのでやめました。

門司側を海沿いに散策すると、人道トンネルの入口のトイレ前にイノシシがいました。


イメージ 1
一瞬、犬かと思いましたが子どものイノシシです。エサをもらえると思ったのか近づいてきます。

イメージ 2
鼻息が荒く、すごいニオイです。


ノーフォーク広場のベンチに座っていたお坊さんは衣装で、近くの世界平和パゴダの方だと分かりました。

20代?色白で日本人だと言われても疑いません。 横にいた人はまさに東南アジアの人という男性です。

挨拶をすると、しっかりした日本語で、「私は寺おとこで、この方はお坊さんです」 と言われました。

18時の鐘をついた後で、このベンチでくつろいでいるようで、冬の鐘は16時半につくそうです。


現在世界平和パゴダにはミャンマーからのお坊さんが二人と、この寺男さんが常駐しているとのこと。

私は仏教に興味があり、ミャンマーも20年近く前に8日間くらい一人で旅行して、思い出も多いので、

色々な話をしました。 寺男さん(ここに来て1年3ヶ月とのこと)がお坊さんに通訳しています。

中でも特に面白かったのが、インドのカースト制度の話をしていたときに、洗濯屋さんの地位が低いと

私が言うと、通訳を聞いたお坊さんがドービーサインと言ったので、「ドービーはヒンディー語と同じでは?

シンガポールの繁華街にドービーゴートという駅があり、ヒンディー語の洗濯場の意味だった」 と聞けば、

寺男さんが、ドービーは洗濯で、サインは店のことだそうです。当然ですがインドとミャンマーは隣国です。



散策している人の中には、笑顔で挨拶をする人もいて顔見知りなのでしょう。実に和やかです。

私は散策中、この付近では外国からの旅行者の人とよく話をしますが、今回は特に楽しい会話でした。


イメージ 3
      車でも行かれるすぐ上の世界平和パゴダ。 日本で唯一のビルマ式寺院。(写真は1年前)

イメージ 4
      ノーフォーク広場の夕陽。 車で戻る途中、赤くて大きく、くっきした太陽に感動しました。