高杉晋作終焉の地と日和山公園の像

その558


下関駅の近くにある高杉晋作終焉の地碑と、日和山公園の像を見に行きました。

司馬遼太郎の小説 世に棲む日日 を久しぶりに読んで訪れたくなったのです。


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            下関駅から歩けば30分くらいで両方とも見学できそうです

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      大きな老人福祉施設の一角にありました。


説明板を読めば、高杉晋作の葬儀は神式で行われて、下関の豪商 白石正一郎が祭主となって

執り行ったとのこと。彼は奇兵隊に全財産を寄付して没落後は、赤間神宮宮司となったそうです。

高杉晋作は今でも大人気の英雄ですが、白石正一郎も興味深い存在です。彼は小説やドラマでも、

竜馬や西郷ともつながりがあったように描かれています。


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      結構な階段を登る海を見下ろす日和山公園の高杉晋作。左向きの顔は京都を向いているのか?


日和山公園は初めて来ました。 この像は何度か見ている東行庵にある晋作像に似ています。

長府の功山寺の騎馬像は挙兵した凛々しい姿ですが、何だか少年のような印象でした。

このように下関にある像の比較も面白いのです。 晋作は28歳になる前に亡くなったのですが、

29歳で処刑された吉田松陰の見慣れた絵は、青年という感じが皆無であることも思い出しました。



16時半くらいに門司に駐車して、関門海峡のトンネルを歩いて上記の史跡を見学したのですが、

なんだかんだでノーフォーク広場に戻ったら19時半を過ぎていました。 2万歩くらい歩きました。


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      19時過ぎ。下関側から駐車しているノーフォーク広場方面を見る。夕陽に照らされた橋と町。

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      19時半くらい。門司から下関を見る。 この時間の散策、関門海峡の風情も実に結構です。