晩秋の平尾台散策

その477


12月も半ばくらいまでは紅葉も楽しめるので、まだ晩秋という感じがします。

寂しさに 宿を立ち出でて 眺めむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ   

百人一首で知られるこの歌がこの時期の夕方、平尾台を散策するといつも頭に浮かびます。

このしみじみした寂しさがたまらなく良いのです。一年中素晴らしい平尾台ですがこの時期が一番好きです。

12月12日 夕方。 いつものように平尾台自然観察センターから電波塔のあたりまで往復します。


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      茶ヶ床園地に向かう途中、右手を見れば遠くの山がかすんで何ともいい感じです。

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      緑の平尾台も良いのですが、この黄土色の光景も落ち着きます。

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      広谷湿原を過ぎてまた登って、行橋方面を見ます。 右端が富士山のような謎の山。

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      方向は国東半島方面か? 由布岳ではないと思いますが。

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      電波塔近くから、お気に入りの光景。


晴れて日が射せば、クマザサも輝いて美しいのですが、人のいない夕方の曇りもしみじみとした

落ち着いた気分になれます。 だれもいない静寂が本当にいいのです。