神社などへの長い階段あれこれ

その292

長い階段を登って本殿へと言えば、山形県羽黒山を真っ先に思い浮かべます。

おごそかな雰囲気を味わいたく、朝6時から歩き始めましたが、杉並木が美しく、滝や五重塔などを眺めながら

45分で到着です。2446段とのことですが、起伏がそんなになく、まったくつらい記憶がありません。

香川県金刀比羅宮こんぴらさん)も長い階段で知られていますが、本宮まで785段、さらに奥の

厳魂神社(いづたまじんじゃ)までならば1368段ですが、ここもいい運動になったという感じでした。

というのは、この2つは5月に訪れたので暑さが問題でなかったからでしょう。



日本ではありませんが、タイのクラビにワッタムスア(タイガーケーブ寺院)という観光の名所があります。

クラビは海が美しく、デカプリオのビーチという映画の舞台になった島ピピも近いので大人気です。

このタイガーケーブ寺院も1237段の階段を登ると眺望がよく、大きな仏像もありますが、何しろ暑いのです。

4月ですが32度ですぐに汗だくになり、短パン上半身裸という不敬極まりないカッコウで登りました。

登りは50分ですが、下りは20分です。 欧米人ばかりでしたが、二度と登りたくないとそのときは思いました。


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段数はそうでもないのですが結構急です。何よりも暑さには参りました

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登りつくと素晴らしい眺めです。風も気持ちよく欧米人たちとジョークの言い合いです


しかし長い階段と言えば、中国泰山でしょう。 ここは歴史という点では中国一有名かつ神聖な山です。

標高1545mでロープウエイでも登れますが、下からは9キロ(7412段)で、中門からは3キロ(4900段)で、

8月の結構暑い中を中門から1時間50分かかりました。

友人は先にロープウエイですので、休まずに数え切れない中国人を追い抜きながら登りました。

泰山もそうですが、同じく有名な黄山も、よくこのような階段を作ったな・・という印象が強いのです。


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名所旧跡の宝庫泰山。あまりのつらさに中国人たちも休み休み。この階段完成へかけた労力に感動です

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こちらは中国黄山です。ここも有名人気の観光地ですが、この山も至るところに道と階段を作っています