熊本などの観光地湧き水量比較

その549


4月半ばに長崎県の島原で、美しい錦鯉と澄んだ水の流れに感動しました。

島原の四明荘はその両方を堪能できる素晴らしいところですが、その敷地は一日、3,000トンもの

湧き水とのこと。 またその近くの白土湖(しらちこ)は、一日、40,000トンの水が湧くと聞きました。

一瞬、1トン(1000キロ)の水量の見当もつきませんが、1立方メートル(縦横高さ1メートル)の水なのです。

このように理解すると、あらためて噴き出るその湧き水量に驚きます。

湧き水と言えば、島原の対岸と言える熊本市も知られますが、気になって湧き水量を調べました。


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熊本でも有名な湧き水の観光名所


昨年の震災でも水量が変わらなかったという白川水源は、毎分60トン(一日、86,000トン)でした。

熊本市内の江津湖は、その周辺にも水が吹き出る箇所をいくつも見る事が出来ますが、ここは、

さらに素晴らしく、一日、400,000トンも湧き出ると熊本市のホームページなどに書かれていて、

全水道水を天然地下水でまかなう全国唯一(人口50万以上の都市では・・)の町だということです。

ついでながら、大分県九重の男池も湧き水で有名ですが、毎分14トン(一日、20,000トン)でした。


調べているうちに、ふと、中国の済南市を思い出しました。

10年ほど前に泰山に登る前に泊まって市内を観光したのですが、ここは済南72泉というほど、湧き水が

豊富で、中でも、ぼく突泉は、天下第一泉を称する泉で、毎秒 1600リットル の湧き水とのこと。

たしかに、庭園の池から水が吹き上がるような印象でした。

この毎秒1600リットルは、1.6トンですから、毎分96トン、一日、138,240トンになります。

広大な中国に比べても、熊本市とその周辺の湧き水の豊かさに感動しました。 まさに資源です。