その592
意地悪な見方をすれば、荒城の月は瀧廉太郎が作曲ですが、廉太郎は東京生まれで竹田市には父の
転勤で12歳から14歳までしか住んでいなく、瀧家は岡藩士ではなく日出(ひじはん)藩とのこと。
作詞した土井晩翠は仙台の出身で、当然、岡城をイメージしての作詞ではないでしょう。
しかしながら、岡城の城跡に立てば、歌のイメージにぴったりなのです。 秋の月夜が最適でしょう。
入場料300円で素晴らしい巻物を頂けました。55㎝×25㎝くらい。木の香りも素晴らしい。
山城ですから、無料の広い駐車場からなだらかな坂を登ります。
登りきると細長い平地が続き、ところどころに石垣が残っています。本丸跡は先へ進みます。
駐車場から10~15分くらいで平地部分に出ますが、この細長い台地に多くの建物が並んでいたようです。
いくつかの山城をこれまで見ていますが、このような起伏の少ない台地状はほかに記憶がありません。
ずっと進んだ先に本丸跡、そして瀧廉太郎の像(地元の彫刻家 朝倉文夫作)がありました。
調べれば1987年に岡城築城800年記念で、20日だけ公開したようで、見物した朧げな記憶があります。
現在地が駐車場から登ってきた場所だったと思います。本丸、二の丸で引き返しました。
二の丸跡地に瀧廉太郎の像があり、作者の朝倉文夫の長い文が読めます。
広々した本丸跡。周囲を見渡せば、まさに山の中。 風が気持ち良く昼寝をしたくなります。
友人が竹田の湧水を見たいというので、命水苑というエノハ(ヤマメ)料理の店を予約して向かいました。
竹田市も水が豊富で、私もカラのペットボトル500ミリと900ミリに蛇口からの湧き水を入れました。
汗ばんだ岡城散策後で、一段と水もおいしいのですが、付近の湧き水などを散策しても楽しそうです。
命水苑は河宇田湧水のすぐ近く。多くの人がいくつもの蛇口から水を容器に入れていました。
大きな池にもたくさんのエノハ(ヤマメ)がいますが、他に何十もの小型プールに大量のエノハが。
店の床下まで透き通った水。ここだけは観賞用の錦鯉。 50歳以上では?と驚く巨鯉もいました。
3000円のコースはニジマス?の刺身から始まって、エノハのから揚げ、塩焼きなどが続きます。
店の人に岡城や白水ダムの話を伺いながら、豊富な湧き水ならではのエノハ料理を堪能しました。満足。