その466
いつのニュースかは覚えていませんが、震災後、草千里への通行が再開されたことが頭にありました。
熊本市からは現在、国道339号線のミルクロードという道を通りますが、50キロ、一時間あまりでしょう。
国道57号線に合流して、道の駅阿蘇付近を曲がっての登りは、実に快適なドライブコースを走ります。
草千里で、レンタカーで来ていた香港の人たちと話しましたが、彼らも途中の光景に感動とのことでした。
馬や牛を何度も見かけますが、のんびりした風情で実に良いのです。
地元の監視員の人に聞けば、写真のパゴダへは現在行かれないそうです。
度々、車を通行に支障ない場所にとめながら景色を楽しみました。
さて。 通行も少ない道を快適に運転しながら草千里に着くと、驚きました。
予想に反して、晴れ間もある土曜日なのにガラガラなのです。
昨年の9月に噴火したときに、友人の希望で来たことがありましたが、16時前なのに大変な人出で、
黒い噴煙を上げていた様子を多くの外国人観光客が、興奮気味に見ていた光景とは異なります。
中東系の家族が、大きな歓声、嬌声を上げながら写真を撮っていたことを覚えています。
土曜日の12時過ぎなのに。驚くほど閑散としていました。
これが昨年9月の写真。黒煙を噴く光景を見る群衆。平日の16時ごろでした。
草千里が標高1157メートルとのことで山も低く感じます。
写真の大半が北京からの中国人。あまり愛想がなく会話が弾みませんでした。
観光バスでの団体は中国人で、他に香港からの数組のグループが福岡や熊本ナンバーのレンタカーで
来ていました。 少し長く話をしましたが、この阿蘇の観光には大変に喜んでいました。
私が、中国の黄山や泰山に登った話をすると、香港の友好的な人たちから色々な質問も受けて、
お互いに笑いながら話をしました。 これが国内でも国外でも旅行の本当に楽しいひとときです。
「これまで行った各国の山でも、香港のヴィクトリア・ピークがベストだ」 と言って笑わせました。
どうでも良い事ですが、なぜは観光地でソフトクリームを食べたくなるクセがついてしまい、三ツ星なんとかと
いう口上を見て、ソフトクリーム(400円)を食べてしまいましたが、大きな感動はありませんでした。
美味しかったことは書いておきます。
震災や噴火のことを考えれば、人には勧めにくいのですが、実に楽しいドライブと時間を過ごしました。
下る途中、駐車して米塚を見ました。震災で少し形が変わったと誰かから聞いた記憶が。