その343
教科書に出ているような名画は、九州にはあまりないのですが、久留米の石橋美術館にあります。
私は、福岡市博物館に展示されている 金印 と併せて、福岡県旅行では、必見だと思っています。
その絵画は、28才で亡くなった久留米出身の青木繁の 海の幸(うみのさち) です。
それぞれ絵の背景を知っていたからでしょう。 共に未完成のような殴り描きのような乱暴な絵です。
夭折の天才22才の作、絵の中でこちらを見つめる人物が青木の子を産んだ福田たね(私にはラファエロの
作中の自画像を連想・・) などの逸話があり、教科書で見たあの名画という意識もあるためと思います。