日本三名園をしのぐ栗林公園

その277
 
 
岡山の後楽園、金沢の兼六園、水戸の偕楽園日本三名園と呼ぶことは知られていますが、高松の
 
栗林公園はこの三名園をしのぐと思います。
 
日本一は京都の桂離宮で、次に島根県にある足立美術館の庭園を挙げたいのですが、この2つは場所に恵
 
まれています。つまり多くの名園は、街中にあるために周囲のビルなどが庭園から見えてしまうのです。
 
 
 
桂離宮は付近の建物がみえないので、400年前と同じ月を鑑賞することが出来ます」 と、宮内庁の職員?
 
の方が30人くらいの見学者に誇らしげに説明していました。 これは大変に贅沢な事だと感心しました。
 
足立美術館は山の中という感じで、付近の山々(はるか先の滝までも・・)を借景にしていますので、他の
 
名園でも勝てません。 しかし、ここは池泉回遊式でないので、歩きながら様々な場所、高さ、角度から
 
庭を楽しむことができません。 これが私には物足りないのです。 起伏のある回遊式がいいのです。
 
 
 
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      栗林公園と言えば、この飛来峰からの光景です。正面が紫雲山で素晴らしい眺めです。
 
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      飛来峰を反対から見ても結構な眺めですが、実は上部に隣接のビルが見えて残念なのです。
 
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     正面の橋の朱色が鮮やかです。わずか一箇所だけが朱色ということが素晴らしいのです。
 
 
 
さて、栗林公園は今回で5,6回目だと思いますが、先回は朝5時半に毎朝散歩しているような地元の人と、
 
大きな北門を一緒に押し開けて入りました。このときは名物の蓮の花が素晴らしかった思い出があります。
 
5月の末時点で、蓮の花はまだまだ先ですが、睡蓮は見事に咲いています。
 
総面積75ha(約23万坪)平庭部16haとパンフレットに書いてありますが、紫雲山も含めての面積でしょうか?
 
 
 
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      大人610円で舟遊びもできるとのこと。
 
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     紅葉の木陰は気持ちがよい空間でした
 
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      睡蓮はいくつかの池でたくさん咲いていました。
 
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      せせらぎの音を楽しみながら売店で寛ぎます。
 
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      正面の建物で有料で、抹茶や煎茶を喫する人は入室できるとのこと。
 
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      池に突き出た岩の造作を場所を変えながら楽しめます。これも池泉回遊式庭園の楽しみです。
 
 
この日は平日の午後で人が少なく、韓国や台湾からの旅行者と少し話をしました。
 
帰るときに30人くらいの団体(欧米)が、にぎやかに入ってきました。