その219
ニュージーランドは、散策やトレッキング(現地ではトランピング)が好きな人には魅力的な国です。
海外旅行中、カリカリする私が、ここでは日本人や中国人に腹が立った以外は、ホトケさまのような心境で
楽しく過ごして、42日間好きなだけ歩き、現地の人や各国の旅行者にずっと冗談を言って笑わせていました。
1600メートルくらいの日帰り登山がまた感動の連続で、いずれのコースや標識に不備がなく、大満足でした。
現在86円のNZドルは、このときは55円くらいでした。 宿泊はバックパッカー用のシングルルームばかりです
ご紹介する3件の山登りは、南島の南側ばかりです。飛行機以外は宿泊も移動も現地で手配しました
ほぼ一周して、気ままに歩きましたが、もう一度、一週間行くとしたら、南島のクイーンズタウンを中心に
ティアナウ(ミルフォードサウンドのトランピングやクルージングで有名)と、ワナカが良いですね。
クイーンズタウンは、多くのトランピングコースがありますが、すぐ裏にそびえるベン・ローモンドの登山が
一番でした。 スカイライン・ゴンドラで、標高800メートルの展望台まで行って、そこから1748メートルの
山頂まで歩いても良いのですが、このときは標高約300メートルの街から登りました。
風が強く、アラレが頬に当たって痛かったのですが、途中も山頂も景色もよく、2時間40分で山頂でした。
ティアナウでは、湖をボート(往復40ドル)で移動、ブロドベイ(200m)から、8時55分に出発して、屋久島を
に到着です。 ここは全長60キロのケプラートラックの一部ですから一周できるとのことです。
ここも山頂からの眺めが素晴らしく、偶然にも山頂で、2年間宮崎県にいたというNZ人男性と話をしました。
ワナカは、日帰りでロブロイ氷河を見たり、付近の散策も良いのですが、6キロほど離れたマウント・ロイの
登山が一番の思い出です。車を頼んで登山口まで行きますが、ここまで歩いて、10時45分に出発です。
途中、道を間違えましたが、1581メートルの山頂に13時20分到着です。 ここも眺めが素晴らしく、
話をしたフランス人のカップルに、帰りは車で街まで送ってもらいました。
マウント・ロイから下る途中、極楽浄土を連想した光景です。奈良県の大台ケ原をなぜか思い出しました。
いずれの山も山頂まで、2時間半から3時間くらいかかりましたが、途中も山頂も素晴らしい光景でした。
日本で日帰り登山をしている人には、お勧めしたいです。 日本と似ていて少し違う感動の連続でした。
トランピングも山登りも、現地や旅行者との会話が大変に楽しいのです。 本当にいい人ばかりでした。