その途中にこの博物館があります。3度目ですが、過去2回は、角島の帰りで同行者がいて、じっくり見学でき
ませんでしたので、今回は何度も読み返した “日本人の起源を探る” を携え、好きなだけ見学しました。
現在の日本人が、 縄文人と渡来した 弥生人との混血であることは、疑いようもないのですが、地域によって
弥生系や縄文系が多いところがあり、 司馬遼太郎の小説にも、幕末の長州人や 義経が渡来系の、のっぺり
した顔であると、度々、出てきます。 平家物語の時代はもとより幕末までは、 美形とは弥生系だったようです。
ここは小学生でも、楽しく学べる数々の展示物、自分が弥生系か、縄文系かのコーナーや3D立体映像も良く
出来ています。最大の見所は、顔を西に向けて埋葬された人骨たち、15本の矢が刺さった英雄らしき男性、
鵜を抱いて埋葬された女性などです。これらの説明から、 卑弥呼のこと、死者の魂が蘇らないようなマジナイ、
ここの人骨と似ている中国 山東省の人骨のこと、その付近から来たらしい徐福伝説・・・。興味はつきません。
※写真の人骨はレプリカです。 大人は500円ですが、高校生までは無料というのも誠に結構です。
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