上野原縄文の森

その742

霧島市国分にある上野原縄文の森に行ってみました。

展示館開館前に園内を30分くらいブラブラ歩きました。標高250mの台地にコナラ、クヌギ、クリなどを植栽して、

9500年前の森を再現したということです。そう聞けば、想像しながらの散策も格別です。


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      考古学などに興味のない人でも散策、植物観察ができるようにしている点が結構です。

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      紅葉している樹々の間を歩くのはまた楽しい。

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      竪穴住居を再現して、正面に桜島、右手に霧島の山々が見えることが何とも言えない感動。

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      正面に桜島、さらに右手にも新燃岳などが、噴火、噴煙を上げる光景を縄文人も見たのか?


9時になったので、展示館に入ります。残念なことに土日は埋蔵文化財センターは休みのようです。

三内丸山遺跡を始め、全国に規模の大きな見ごたえのある遺跡はありますが、ここの重要な点は、

6300年前の鬼界カルデラ、また度々の桜島の噴火の影響を受けていることでしょう。

特に鬼界カルデラ大爆発は、南九州の台地に灰を積もらせて、ここも縄文人が一度滅んだのでは?


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      展示館。屋上も散策したり、通路で埋蔵文化センターまで行かれます。 眺望もまたヨシです。

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      約一万年前から積もった灰が興味深い。

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      縄文人の食事再現。春、夏が手前。奥が秋、冬。土器よりもこのような展示はだれでも楽しめる。

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      鬼海カルデラの大爆発のパネル。

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      本によって鬼界カルデラ爆発が、7300年前となっている疑問が解決しました。

散策も見学も満足しました。 学芸員がいたら聞きたいことも色々ありましたが。 写真は11月末。