ユースホステルの話

その289

先週ヤフーニュースで、ユースホステル(略してユース)衰退という記事が出て驚きました。

ユースホステルとはおもに若者が気軽に旅行できるようにとの目的の宿泊施設で、世界各国にあり、

日本でも1泊2000から3000円くらいで、2食をつけても大体5000円くらいで収まるように設定されています。

ただし4人から8人くらいの相部屋で、二段ベッドが大半でしょう。

記事によれば、日本国内で最盛期には587箇所が現在220箇所。

会員数は63万人が現在約35000人。利用者は341万人が38万人とのこと。



驚いたのは、自分が日本国内で35000人しかいない会員の一人だという事実です。貴重な存在でした。

これは信じがたいことです。最近3年くらい利用していませんが惰性で毎年更新しています。

しかし海外からの旅行者も急増していますので、東京、大阪、札幌、京都などは外国人ばかりでは?

記事にも書いていましたが、自分自身も最近の国内旅行はネットで予約するビジネスホテルばかりです。

何よりもデフレのためか、4000円前後で宿泊できるホテルも珍しくありません。

若い人は相部屋の楽しさもあるでしょうが、風呂トイレ付の個室のほうが快適に決まっています。


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      あまりの汚さに感動しました。チャップリンのキッドを思い出したコペンハーゲンのユース。



またゲストハウスと呼ばれる格安で泊まれる宿泊所も増加して、その情報も多いのでそちらを選ぶ旅行者も

多いと思います。このような施設は自炊できるところが多いので、特に外国人は満足でしょう。

日本のユースは自炊することを歓迎しない風潮があったように感じました。これでは大変に不便です。


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 ニュージーランドのゲストハウス。正面の棚は旅行者の買い置き。この調理台で各自料理を作ります。


海外のユースはカーテンなしで男女同室もよくありますが、日本では原則ないので健全です。

国際交流などを目的ならば、結構、相部屋で語りあうことも面白いものです。

気が合えば、国内、海外問わず、一緒に観光したり、数日行動を共にすることもいい経験になります。


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      ベニスの屋根裏のドミトリー。男女同室ですがシーツで仕切っているので気になりませんでした。