下関 彦島を歩く
その790
下関の彦島には一度も行ったことがありませんでした。島と言っても橋でつながっています。
彦島出身の人と最近よく話をしていること、前日も飲み会で運河の話をしたので5月24日行ってみました。
当初は、門司の和布刈公園付近に駐車して歩くことも考えましたが、結局、老の山公園まで車で行きました。
老の山公園は六連島などがよく見えて、また夕陽が素晴らしい場所だそうです。
子どもが喜びそうな遊具施設や広い芝が広がります。桜、ツツジの名所らしいのですが、トイレ、飲み物の
自販機は十分すぎるくらい点在していますが、公園の地図が全くないので少し困りました。
彦島大橋を渡って着いた広い駐車場とは別に、反対側にはその何倍もある駐車場がありました。
老の山公園から、水門を見て、巌流島の近くまで往復しました。
右が六連島。 風も気持ちよい。
平日なので子どもは皆無。散策するおじさんがちらほら。私もそのひとり。
ちょうど、12時に車を降りて、老の山公園のなだらかな坂を登り、下関中等学校側へ下ります。
人に尋ねながら、30分歩いて水門に着きました。 ここだけならば下関駅から歩いて来られそうです。
閘門(こうもん)という高さの違う水面を水門を閉じて水を出し入れして、船を行き来させるのです。
できれば、その場面を見たくて、外にいた職員らしい人に尋ねましたが、事前に連絡があって作業する、
今は未定というような少し迷惑そうな説明でした。 車が通行している道(鉄板?)がなくなるのです。
今、車が通行している橋がなくなり、水路を閉ざして水の高さが調整されるようです。
帰路立ち寄ると、車が通っていた橋がなくなっていました。どこにいったのか?
橋が上に上がるようです。跳ね橋形式で船と車、人の往来を調整する光景は何度か見ましたが。
20年以上前に英国やフランスで閘門を見たことを思い出しました。 写真はパリ。
水門を見て、せっかくだから彦島側から巌流島を見てみようと歩きだしました。
曲がる場所がわからずに弟子待というところまで行ってしまい、そこから左に曲がると、ここがちょうどJRの
関門トンネルの上のようで、小さな看板に巌流島の展望台、弟子待大師堂と出ていました。
曲がって5分余り歩くと、小さなお堂とベンチがあり、巌流島がよく見えました。
このお堂で感心したのが、参詣者のために鳥類図鑑、双眼鏡、地図などが備えてあり、まさに善意のお堂
なのです。 すっかりいい気分になりました。 分相応のお賽銭とコピー代を納めました。
無人の野菜販売などもそうですが、外国ではあまり見られない日本の文化のイヤサカを願いました。
太子堂から見た巌流島。
清々しい気分になる弟子待大師堂。
最近、朱印状などを巡る身勝手な醜いニュースを聞きますが、ここはまさに別世界です。
頂いたコピーの一枚。最後の→から逆に彦島導灯にいけば、巌流島のすぐ横に行けます。
彦島導灯からが一番巌流島に近いかも。
老の山公園への坂を登り、駐車場へ着いたらちょうど二時間。 お昼ご飯もまだでしたが、14000歩歩き、
水門でかつても旅行の記憶がよみがえり、弟子待大師堂で、すっかりいい気分になって、大満足でした。