藤の花と熊蜂

その779

藤の花が美しい季節になりました。

北九州市には、河内藤園、吉祥寺という素晴らしい藤の花が堪能できる名所がありますが、小さな藤棚でも

十分に楽しめるように今年はどこも良く咲いているようです。

今朝も、一般住宅の藤棚を道路から眺めていて、掃除中のご年配の方と10分くらい話し込みました。

花の話題はどのような人(外国の人でも)とも、笑顔で話せるので、誠に穏やかで結構です。


藤の花と言えば、クマバチ(熊蜂、くまんばち)が、つきものですが、このハチとスズメバチの区別がつかない

人がいます。 スズメバチは日本でも死亡する人が、マムシや熊よりも多いそうですが (厚生省のデータでは

平成29年 13人、28年 19人、 マムシは毎年10人くらい、熊は二桁にはならないようです)、クマバチに

刺された話すら希でしょう。 あれだけ藤の花にブンブン飛び回っているのに!

数年前、某寺で藤の花を鑑賞しているときに、殺虫剤を持って来る子供連れに注意したという話を聞きました。


和尚さんいわく、「この寺で何十年も多くの方に楽しんでもらっているが一度も刺された話はない」 とのこと。

確かにクマバチは大きくて、羽音が大きいので、目の前に飛んでいると警戒もしますが、人間には関心が

全くないようで、一生懸命に働いています。 殺虫剤をまけば苦しんで人間にぶつかる危険があります。 

無知だけでなく、寺の境内での殺生の非常識すら分からないバカですね と、話をしたのでした。

害虫を退治してくれるトンボが、殺虫剤の広告の絵に描かれていたことも、和尚さんに話しました。


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      藤の花の醍醐味は、目の前まで下がった美しい花を鑑賞して、その香りを楽しむことにあります。

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針を持つのはメスだけで、かわいそうにオスは武器も持てないのでしょうか?

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オスとメスの区別は、目の形が違うことと、オスの顔には中心に白い部分があることだそうです。

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10分くらい観察したり、写真に収めましたが、なかなか雄雌の区別がつきません。諦めました。