カラヴァッジオ 衝撃作 聖母の死
その388
ありません。 どの絵を見るかを事前に調べたり、是非、音声ガイドを借りて見ることも知人にも勧めます。
膨大な作品数なので、じっくり見られませんが、予備知識なく見た絵で感動、忘れられないこともあります。
そのうちの一枚が、カラヴァッジオ(購入した本では 1570・71年 ~1610年) の 聖母の死 なのです。
91年にルーブル美術館で購入した本の一部。 1605、06年作 となっています
なぜこの絵に衝撃を受けたかと言えば、聖母を普通のおばさんの死のように描いているからです。
それで、ルーブルでこの絵を見たときは驚き、同時に 「やったー」 と思いました。
描いた本人だけでなく、所有しているだけでも厳罰に処せなれなかったのか? とも思います。
知っていたら、違った番組の結論になっていたのでは?あるいはそれを承知の上で構成、結論でしょうか?
いたとは思えません。知っていたら、教会や法皇も許さないと推測されます。
この作品が世間には知られずに、隠されていたかもしれませんが、描いたことは事実でしょう。
テレビ番組は、先日の石坂浩二の騒動もそうでしたが、製作者の意向に沿って編集されて放送されます。
専門家の発言も都合の良い部分だけ使われ、本人の意思とは反対の意見に編集されることも多いようです。
ですから、どのような番組(マスコミ報道も含めて)を見ても、自分の頭で必ず考えたいと思います。
素晴らしい画家であることは疑いもなく、その名作を現在、国立西洋美術館で見られることは結構なことです。