西安の城壁は規模壮大

 
 
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その66


中国 西安の城壁は多くの観光客で賑わっていました。映画やドラマでおなじみですが、中国の町は城壁で
 
囲まれています。実は、都市を城壁で囲わない国のほうが、めずらしいそうで、日本が例外のようなのです。
 
今でも中国で城市と言えば都市のことで、城内は市内を意味するそうです。
 
城壁の上に立つと、壮大な規模に感動します。敵が攻めてきた時の城壁での攻防を想像してみました。


城壁は高さは約12m、周囲は約14キロで、一周できるのでランニング大会が行われたり、乗り物での一周
 
も可能と聞きました。注意すべき点は、現在のこの広さは、都でなくなった明の時代に再建されたことです。
 
人口100万人と言われた唐の時代(長安)には諸説ありますが、約9.5キロ×約8.5キロの規模で現在の約6
 
の広さだそうです。同等の城壁が9キロも続くと考えたら驚嘆ですが、まあ、万里の長城を造る国ですから・・。


ちなみに、奈良時代平城京は、おおよそ4.3キロ×4.8キロ(東大寺の張り出し部分まで考えたら6.3キロ)で、
 
人口10万人弱、平安時代平安京は、おおよそ4.5キロ×5.2キロで人口10万人強と考えられますので、ほぼ
 
長安の4分の1程の規模では・・と推測されますが、何よりも城壁で囲まれていない点が最大の相違点です。
 
という話を城壁の上に立って、同行の友人に話しましたが、彼らは、 「ふーん」 と興味なく聞いていました。