中国のトイレと文明の話

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その44 中国のトイレと文明の話


香港は別とすれば、最初に中国へ旅行したのは1988年の年末で天安門事件の半年前です。北京の天安門
 
紫禁城の巨大さに驚愕しました。その後、何度か訪れていますが、マナーの向上は歴然です。列に並ばな
 
い、割り込みをする・・ような人が激変しました。政府の度重なる指導とマナーの欧米(日本)化だと思います。


トイレもきれいになりました。中国と言えばパンダとトイレを連想する?くらいで、全くオープンな状態でのトイレ
 
が当たり前のようにありました。街角には男性用の小便器(馬桶 マートン)が置かれていました。そのトイレも
 
海外からの旅行者の増加に伴うかのように、改善?されています。唾や痰を吐く人はまだ多いのですが・・。


ところで中国の男性用のトイレには、写真のような“向前小一歩、文明大一歩”という標語のような文字を度々
 
見かけます。男性用のトイレを汚さないためにする一歩前に・・は日本でも同じですが、ある大学の中国語の
 
先生が、「トイレは小さく一歩前に進み、文明は大きく前進しよう」 という説明をしていましたが、疑問でした。


海南駅の切符売り場、“English speaking counter ”は、“青年文明員”?のように書かれていた記憶があり、
 
よく見かけるこの文明という言葉は、マナーつまり“西洋的にお行儀が良い”という意味だと思います。トイレも
 
「少し前に・・が、マナーの大きな一歩です」 ではないかと・・。どうでも良いことですが、考えてしまいます。


※ 写真は ①その標語 ② このようなトイレが一般化していますが、杭州駅のホームのトイレは以前の
ニーハオトイレ?で少し嬉しくニヤニヤしました。危ない旅行者? ③ 杭州 西湖の標識 ④ 西湖の岳廟に
ある裏切り者をさらす像の注意書き これも、「唾や痰を吐きかけず、お行儀良く見てね!」 の意味でしょう。