景観が堪能できるのが、黄山なのです。雨、夕暮れ、早朝の雲海など・・、子どもの時から、“世捨て人、仙人”
にあこがれる私には格別な思いのする山ですが、今回(23年11月)は、そのような感傷に浸る暇もなく、常に
目の前に人、人、人という感じでした。しかし、それもまた悪くありません。
見事な景観に歓声を上げて、大勢の人たちと驚愕、感動を共有するようなことも悪くないな・・と思いました。 結構多かった西洋の旅行者たちと、冗談を言い合い、明るい気持ちになれました。またひときわ険しく、狭い
階段が続く蓮花峰(1864m)などは、香港のグループと手をひっぱたり、ふざけたりで笑いながら登りました。
黄山は、岩肌を飾る松が見事ですが、樹齢何百年の木でも栄養分が乏しいためか、小さいのです。多くの峰、 石と同様に名前をもつ松もあります。余談ですが、見事な景観に大騒ぎの家族に、疲れた様子のご老体が、
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