神聖な山である泰山に登ることです。中国で長年働いていて、半ば中国人化している友人と、待ち合わせを
して、青島から済南に移動、観光をした後、次の日の昼過ぎに泰山のふもとに着きました。歴史上72人の
皇帝が、天地を祀る儀式である“封禅の儀式”を行ったという神聖な山なのです(地球の歩き方・・によれば)。
下から登れば約9キロ、7412段、5,6時間で山頂(1545メートル)到着とのこと。挑戦したかったのですが、 美食に明け暮れ、やや、お肉のついた友人は、「暑いので、中門までバスにしよう」と言い、中門に着き、急な
階段を見ると段々、不機嫌になり、そして重大なことを思い出したように、「この程度は、問題なくヒョイヒョイと
登れるが、今日は腰が痛いので、ロープウエイで行く。山頂で会おう」 と、簡単にあきらめてしまいました。
そこで、一人で中門から山頂まで約3キロ(4900段)を7月末の暑い中、日本代表選手のごとく1時間50分で と、言うと、ほとんどの人たちは笑って、「元気だね」 とか、「日本人か?」 などと答えてくれました。
山頂付近の1633段は、400メートルの高さを800メートルの距離で登るので、暑くて、みんな休み休みです
(※添付の写真)。その中を元気だけが、とりえの日本人バックパッカー(私です!) は、休まずに登りました。
翌朝、寒い中、4時半に起きての御来光は、残念ながら一瞬だけでしたが、ホテルで借りた人民解放軍払い 下げのコートを着た我々は、多くの中国人たちに混ざり、一瞬だけの太陽に、みんなと共に歓声をあげました。
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