大村益次郎の資料館

その567


司馬遼太郎の小説 花神 は大村益次郎が主人公ですが、彼は不思議な人物です。

司馬の描く坂本龍馬西郷隆盛は、人を引き付ける華やかな魅了的な人物で、今でも大人気ですが、

大村益次郎知名度も人気も格段に下ながら、小説 花神 は、何度も読みたくなるスルメのようなものです。

この大村益次郎の資料館を山口市に見に行きました。 鋳銭司郷土館(100円)で土曜日なのに独占でした。


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     駐車場もある鋳銭司郷土館。 大村益次郎だけでなく、現在までの日本の貨幣の資料も素晴らしい

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      玄関に入ってすぐの大村益次郎の像。火吹き達磨といわれた異相です。

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      この眉毛は、村山元首相を連想します

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大村益次郎の生涯を切り絵を見ながら貴重な資料でたどれます。


直筆の手紙、日田の咸宜園に入門した署名、所持品など貴重な資料が並んでいます。

小説 花神では大村益次郎は馬に乗れないという設定でしたが、横浜のヘボンに英語を習いに

馬で通っていたそうで、その鞍(くら)なども展示していました。

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大村益次郎(村田富太郎)の直筆の入門の署名(日田咸宜園だったと思います)

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明治政府では西郷の2000石、大久保、木戸の1800石に継ぐ高禄

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藤原永敏が大村益次郎の正式?な名前とは知りませんでした。

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このような軽い資料もたくさん展示されています。歴代の適塾の塾頭などもありました。


小説 花神 や大村益次郎好きにはたまらない資料館でした。 

第二展示室の日本のお金の歴史や周防鋳銭司跡の資料館も、望外の素晴らしさですが次回に。