西安のビャンビャン麺

その327


昨日、4年前に一緒に中国の西安に行った友人から、「夜、テレビで兵馬俑特集がある」 とメールがあり、

先ほどインターネットを見れば、中国で難解な漢字がネットで話題と出ていました。 偶然過ぎて変な感じです。

実は、私はこの漢字を読めるのですが、これは兵馬俑を見た後に、西安の食堂で教えてもらったからです。

兵馬俑見学後、西安は餃子が名物とのことでしたが、雇った運転手が、ビャンビャン麺を勧めたのです。



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 左の皿。牛肉とベルトのようなビャンビャン麺。 右は椎茸と野菜の炒め物。

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 若い女性の店員さんが歌いながら書いてくれました。



メニューでは牛肉、鶏肉などの種類から選ぶようで、95元( 高い!当時約1200円 )の牛肉の麺を

選びました。 きし麺を広くしたような麺で、歯ごたえはないのですが、のどにスルスルと入る感じです。

牛肉は、値段の高いビーフシチューの肉のように柔らかく、中々の美味ですが、それにしても変な名前です。

最初、ピョンピョンミェンと聞こえて好奇心を刺激しました。 手が空いている店員さんに聞きました。



写真のような複雑な文字を並べ、「biang biang mian」 ビャンビャン麺です。この面妖奇怪な文字を書くときの


“お絵かき歌”?も店員さんが書いてくれました。 「点がてっぺんに飛び上がり・・・・・・・車に乗って咸陽へ」。

という感じです。 私は中国語はさっぱりですので、中国在住の友人の通訳によって明快になりました。

この文字、“biang” という音節も中国語にはなく、後に調べれば作者も不明だそうです。 

私はこの麺が店の外壁に書いてあるメインメニュー?だと、店を出て気がつきました。



話が戻ります。 この漢字は中国、台湾も含めて読める人は少ないでしょうが、西安では知られているようで、

今まで、2回、西安からの旅行者に遊びのクイズで出されて、優越感いっぱいのいい気分で答えました。

「中国人以上に中国の歴史、文化に詳しい日本人は多いよ」 いつものように中国人に笑って言います。