猪谷関所館と高山陣屋

その314


車で旅行中、道の駅などの観光地図や、たまたま博物館などの標識を見て見学することも多くあります。

先週、富山県から岐阜県に向かう途中、猪谷関所館の標識を見て寄って見ました。

大きくはありませんが、館長自ら館内の説明をしてくれて、質問魔の私にはありがたいことでした。

30分くらいの説明で、中でも加賀藩天領高山の間に多くの関所があり、通過ごとに荷物に課税されて、

例えば、日本海のぶりの塩漬けが、高山に入るときに関所ごとに1000円余りの課税、また高山から他へ

塩ぶりを出すときに再び課税された話や、ぶり街道と名づけるために高山陣屋岐阜県庁に出向いて

5000枚もの当事の書類を調べた話など。興味深い話をいくつかお伺いしました。

今でも高山では、塩ぶりを大晦日に食べる習慣があり、是非、一度食べてみて。少し高いけど・・。とのことです。



この話をきいたこともあり、高山陣屋に行ってみました。

ちょうどタイからの20人くらいの団体がいて紛れ込んで見学しました。 もちろんタイ語はわかりません。



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      全国に唯一現存する郡代代官所とのことです。

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      奥が地元の役人用で、手前が幕府から来た役人用? 畳の縁などの格式がとのこと。

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     床の間前に、ここで先回の将棋名人戦が行われて、羽生名人と行方八段の対局写真が。

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タイ人のガイドさんは一生懸命説明していますが、タイの方はおもしろいのかな・・と思いました。

若い人や、中年の人に英語で聞きましたが、真面目な人ばかりで否定的なことは言いませんでした。


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      ここでの説明にはタイの人たちも笑ったり写真を撮っていました


お白州にあった唐丸籠(とうまるかご)は、時代劇でもお馴染みですが、「写真を撮るから入ってみないか?」

と、学生のようなタイの女性に言えば、笑って、横にいた男性に勧めて周りの人も笑っていました。  


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      積み上げた年貢米には興味深々。おそらくガイドさんも米が税金の代わりだと説明したでしょう。