武蔵坊弁慶と安宅の関

その269
 
 
中尊寺に参詣する手前に、武蔵坊弁慶の墓があり、そこで素鳥という中尊寺の僧の句を見て感動しました。
 
 
色変えぬ 松のあるじや 武蔵坊   
 
 
墓の横に松の木があり、義経との出会いから最後まで、忠義の心を変えなかった態度は、まさにその緑色の
 
松のようです。 知略、胆力で安宅の関義経一行の危機を救った伝説も、壮絶な最後もおなじみです。
 
その出生も義経との出会いも、また伝説だと思いますが、豪傑と言えば弁慶でしょう。
 
弁慶にまつわることわざや、たとえも多くあり、嫌いな人はあまりいないと思います。
 
その弁慶に敬意を表して、石川県小松市安宅の関跡に行ってみました。
 
 
 
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      歌舞伎でもおなじみの場面です
 
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      安宅住吉神社前にある勧進帳を読み上げる弁慶
 
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      安宅住吉神社 この本殿に歌舞伎などにまつわる浮世絵や額などが飾られています
 
 
 
安宅の関の名場面は、私は史実ではないと思いますが、ここには「勧進帳ものがたり館」 という食事も
 
できる施設もあり、この愛宕住吉神社では、歌舞伎の勧進帳にまつわる貴重なものが見学できます。
 
巫女さんが丁寧に説明してくれますが、最後にお守りなどを勧められます。
 
当然ですが神社も経営がなくては成り立ちません。見学や説明には感謝しますが興ざめでした。
 
ですからネットの書き込みでも、満足と言う人も多いのですが、中には不愉快だという人もいるようです。
 
受け取り方は人それぞれですが、私にとっては大好きな弁慶の良い思い出にはなりませんでした。