11月まで咲いているヒマワリ

その189
 
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日々、秋の深まりを感じます。日本の良さは、はっきりとした四季があり、それによって、花や木々の装いの
 
変化を楽しめることです。 コオロギなどの虫の声も結構です。 そしてモズの鳴き声でも秋を感じます。
 
万葉集を始め、和歌などにそれぞれの季節に応じた名歌があり、絵画、音楽もそうです。


現代は、便利な生活を追及したおかげで、野菜、果実などを一年中、食べられることもありますが、
 
原則は、季節ごとの旬な物を食べて、四季の移ろいを感じるような生活を楽しみたいものです。
 
ところで、この何年かの間に、今の時期にアサガオやヒマワリを見かけるようになりました。




アサガオは、調べてみると、“オオバアメリアサガオ”なる種で、従来のアサガオと違い、6月から11月まで、
 
しかも日中ずっと咲くとのことです。成長が早く、よく建物が覆われている光景も見ます。私は花が大好きで、
 
パンジーなどが、2月くらいから咲き出すことは喜んでいましたが、あまりに、季節はずれだと考えます。


ヒマワリも、秋に咲く種を積極的に各地で植えているようです。 観光誘致の目的でしょうが疑問です。
 
行き過ぎて、年中、桜の花が咲くようにしよう・・などと、いわゆる “もののあわれ” などの情緒に欠けるような
 
人が出てくるかもしれません。 ここまで来ると迷惑千万で、まさに 「要らんことをするな!」 と、思います。
 
季節に応じた移ろいを花々、虫、鳥の声、樹木などで楽しむ風情が台無しです。 便利の良い、快適なことが、
 
全て正解ではないこともあるのだと・・・と、季節はずれの花を見て強く思いました。
 
※ この2枚の写真のヒマワリとアサガオは11月中旬まで、昨年も咲いていました。キレイですけど・・。