野生のカモシカは増えているのか?

その312


立山駅から数キロのところに立山博物館があり、付属のカモシカ園は無料で見学できます。

20頭くらいが保護されていて、説明版では立山周辺で1300頭くらい生息していると書いてあった気がします。

ところで、環境省の資料では2013年に野生のシカは、北海道以外では約260万頭も生息して、

1989年の調査結果の30万頭から、なんと9倍も増加しているそうです。

カモシカも同様に増加しているのでは・・と想像します。

1972年に中国からパンダが来たときに、その代わりに中国に特別天然記念物の日本カモシカを送ったことは

当時から知っていましたので、私にはめったに見られないくらいの貴重な存在という認識がありました。


ところがこれまで、旅行中に三回もみました。

今回も立山から富山市内に戻る途中、立山博物館の少し先の亀谷温泉の先を運転していると、

目の前をカモシカが横切りました。近くに人家もある場所です。

カモシカのクセらしいのですが、立ち止まって草むらから、こちらをじっと見つめています。

これをアオの寒立ちというそうです。 独特の顔なので何だかアフリカの面長なお面を連想します。

これまでの三度とも民家の近くなので、地元の人にめずらしくないのかもしれません。


イメージ 1
      数年前に郡上八幡の城で見たカモシカです。初めての経験でしたので興奮しました。
      目の前を歩いて逃げた後、20mくらいはなれて、じっとこちらを見つめていました。