紫川桜橋付近の鯉のぼり

その783

今年も小倉南区桜橋付近の紫川の上に鯉のぼりがたくさん泳いでいます。

5月11日までですが、本日も風がよく吹いて青空なので、650匹という鯉のぼりは結構な眺めでしょう。

今朝のヤフーニュースを見れば、全国各地で同様のイベントが開催されていました。

元々は、熊本の杖立温泉から始まったと聞いていますが、ここは今年も3500匹だそうです。

鯉のぼりの習慣は日本だけですが、中国や台湾の旅行者も川の上に並ぶ鯉の姿に喜んでいるようです。

阿蘇山熊本市で、杖立温泉の鯉のぼりの写真を見せられたことがありました。


これまで何度か中華系の人と、鯉のぼりの話題になったときに、これが中国の故事に由来していることを

知らない人が大半でした。 登竜門という漢字を書いて、「日本では子供の出世を願って、このような

習慣が江戸時代から始まった」 と説明します。 日本語が堪能な台湾人には、後漢の三秦記という書物には、

鯉と言っても黄鯉魚 とあったそうとの会話になり、これはおそらくチョウザメで、皇と黄は発音が同じだ、

チョウザメはきれいな水にしか生息しないが、あの濁った黄河にいるのか? 揚子江には今でもがいるよ。

中国語では魚編に尋にのような字、もしくは魚編に皇と書く、以前は鮪と書いた?などとピンポンのような

会話をした楽しい記憶があります。 知らない人とのこのようなひとときは素晴らしく幸せな気分です。


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      紫川を泳ぐ鯉のぼり。 写真は4月末。

20年以上も前、上海の高層住宅の小さな鯉のぼりを見かけて、「中国人も鯉のぼりを飾っているぞ」

と、現地で働く高校の同級生に言えば、「ここは日本人が結構住んでいるビルだ」 とのことでした。