国宝 金印 はここで学びたい

その520

福岡市博物館に展示されている 金印 は知名度も抜群の一度は見たい国宝中の国宝です。

2年前に見に行ったときは説明などがなくて、いかにも虚心坦懐に見てください というそっけない展示でした。

そこで、この本物を見る前に、是非、古賀市立歴史資料館に先に行かれることをお勧めします。

図書館の二階のあるこの歴史資料館で最初に目につくのは、この金印のレプリカとわかりやすい資料です。


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     このガラスケースの中の展示品は、よくまとまったわかりやすいものです。

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      1784年に志賀島から発見。西暦57年に後漢光武帝から与えられたとされる金印のレプリカ。

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      右の封泥という粘土のようなものがついた覆い。卑弥呼に与えられたものも同様だと推測。

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      日本への金印はつまみがヘビだが、ラクダ、カメ、ヒツジの物も中国で出土しているという資料。


今回の目的は、ここの目玉である船原古墳の展示品ですが、この金印の資料には感心しました。

特に子どもたちには、まずはここで基礎知識をつけて本物を福岡市博物館で見てほしいと思います。


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      馬冑という馬の冑は、和歌山市、埼玉県行田市についで三例目の出土。

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      韓国釜山市の博物館では見た記憶がありますが、日本では稀な出土とは知りませんでした。

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      左手前の美しい復元品の金銅製辻金具は、日本では他に出土例がないそうです。

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      平日で無人でしたのでゆっくり見ました。 奥には地元の民俗資料も展示されていました。


船原古墳の出土品は、以前から興味がありましたが、やっと見学できました。

この資料館は是非、福岡県以外の方にも訪れて頂きたいものです。 無料です。