赤間神宮と耳なし芳一像

その505


小泉八雲ラフカディオ・ハーン)の怪談の中でも、耳なし芳一の話は、日本国民の中でも知名度は高いと

思いますが、その像が下関の赤間神宮の中にあることは、地元の人以外では知らない人が多いようです。

私の同級生や友人の中でも見に行った人は稀でした。 唐戸市場に行ったことのある人は多いのですが。

いつものように、門司のノンフォーク広場に駐車して、関門人道トンネルを歩き下関に来ました。

広島からの旅行者のオジサンたちと話をするうちに、源平合戦赤間神宮の話になり、一緒に行ってみよう

ということになりました。 トンネルを出て10から15分歩けばつきます。


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      周辺には日清講和記念館、藤原義江記念館、龍馬が滞在した伊藤邸跡など見所いっぱい。

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何度か訪れている赤間神宮ですが、初めて宝物館を見ました。 入口で100円を箱に入れて見学します。

平家一門の肖像画、合戦の屏風、甲冑、その他奉納された品々が展示されていました。、


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      中は写真禁止です。 この宝物館の先に耳なし芳一像があります。

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      平家物語だと思われる謡が流れていました。

20人くらいの台湾からの旅行者も芳一像を見ていました。ご年配のガイド男性が説明をしていましたが、

この物語を知らない台湾人の善男善女にはあまり興味がなさそうでした。 この横に平家の方々の

墓のようなものがありますが、「平家一門とはなんだ?」 というような質問をしていました。


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      本殿前からは関門海峡を見下ろします。 立っているのは台湾の女性


ここで是非、見たいのは、狛犬の口の中です。

ビリヤードと同じくらいの大きさの玉が口の中にありますが、これがコロコロ動かせます。

牙が前面にありますから、もちろん取り出せません。 どうやって作ったのか?

同様のものは、上海の観光名所の豫園にあって、25年前、ツアーで行ったときに中国人美人ガイドさんが

一生懸命、説明していましたが、赤間神宮では知られていないのか、だれも気にしません。

この後にも、国内や海外からの旅行者と、日清講和記念館や、その横で龍馬の話などをしました。