10月9日吉野ヶ里「邪馬台国はどこだ?」

その445


10月9日。佐賀県吉野ヶ里歴史公園で、「邪馬台国はどこだ?」 の討論会が、吉野ヶ里の高島忠平氏

奈良県明日香会場の石野博信氏 が会場をインターネットで結んで開催と知って行って来ました。

13時から16時半まで(第二部のキトラ古墳と王塚古墳も含めて・・)で、250人くらいの参加者で平均年齢は、

65歳くらい?だと思いました。 最前列の席で最後までいましたが、私はこの中では確実にヤング?でした。

高島氏がミスター吉野ヶ里ならば、石野氏はミスターマキムクという存在でしょう。

邪馬台国は、吉野ヶ里か?、まき向か?のそれぞれの意見ですが、いつもながら平行線のままです。


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      左が高島氏。日田のダンワラ古墳の金銀錯嵌珠龍文鉄鏡を卑弥呼の鏡と力説中の写真


奇しくも、お二方とも松本清張氏が、邪馬台国の研究、ブームに多大な貢献をしたという話をしました。

新たな知識は得られませんでしたが、大変に楽しい催しでした。 第三回も期待します。

吉野ヶ里歴史公園では、11月6日まで、邪馬台国と謎の国 「不弥国」 という展示をしています。

滋賀県の銅鐸博物館からの銅鐸なども見学できて、大変に得をした気分です。


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      吉野ヶ里遺跡の展示室とは別に特別企画展が見学できました。

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      ススキも見ごろで、秋の風吹く吉野ヶ里歴史公園。 散策としても結構な距離を歩きます。


ところで、この日は、福岡県糸島市立伊都国歴史博物館に先に行きました。

10月8日から11月27日まで、「王の鏡」 という特別展(300円)が始まったからです。

ここの素晴らしい銅鏡だけでなく、飯塚の立岩堀田遺跡や、唐津の遺跡からの貸し出し展示もあり、

いつも以上に堪能できました。 今回の特別展に関わる?著名なY先生が博物館の担当と展示品を

チェック中で、許可を得て横で会話を聞かせて頂き、邪魔しない程度に質問もしました。 

Y先生は、この博物館周辺の多くの遺跡発掘に関わり、マキムク遺跡が邪馬台国の所在地という説です。



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      この素晴らしい博物館の欠点は、写真撮影が禁止という点です。


今回の特別展の本は600円。Y先生も多くの分量を執筆されて、11月23日には同博物館で講演とのこと。

帰宅してこの本を読んでY先生の学説を再確認して、結構的外れな質問をしたことを反省しました。

ここから吉野ヶ里まで、車では1時間あまりなので、両方を見て邪馬台国前後の時代に浸かりましょう。