山鹿市立博物館

その440


私は魏志倭人伝に記されている邪馬台国筑後川の北側にあって、菊池川の付近にあった狗奴国と対立

していたと考えています。 有名な水野祐先生の説では、この狗奴国の王が応神天皇になった のですが、

熊本県人が当然のように皇室を敬う(皇室の写真を飾る割合が全国一では?)ことと関係があるのでは?

と、想像をしています。 秘かに先祖代々伝わっているかもしれません。ここまで来ると妄想ですが・・・。

それくらい菊池川付近には、トンカラリンや江田船山古墳、そして山鹿付近にも古墳や遺跡があります。



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      山鹿市立博物館。時間があればこの付近の散策も楽しそうです。 9月16日 鶏頭の花


山鹿市立博物館は、有名な山鹿灯篭まつりなどの展示もありますが、歴史的に貴重な展示物があります。

全国でも唯一という石包丁型鉄器、全国で最小の勾玉(穴もあけてあり40個くらいありました)、頭にまげの

ような表現があるので力士(私は賛成できませんが・・)とされる埴輪など感心する展示品の数々です。

ただ、所々、写真撮影禁止と出ていますので、この点は誠に残念です。

帰るときに受付で、ブログに写真を載せたい と言いましたが、難色を示されたので従います。


またここから1キロほどのチブサン古墳も、申し込めば10時と14時に、100円でボランティアの方が

案内してくれます。結構長い丁寧な説明ですので、あまり興味がない人は車でも行かれるチブサン古墳前の

レプリカで十分でしょう。 オブサン古墳も近くにあります。 

さらに古墳に興味があるならば、車であればそう遠くない熊本県立装飾古墳館安藤忠雄設計)に行けば、

チブサン古墳を始め、県内12の装飾古墳が復元されて勉強になります。

以前、行ったときには好太王の碑の拓本があったので、これも興味深いものでした。