江田船山古墳公園・トンカラリン

その431

考古学に興味がある人には、熊本県和水町(なごみまち)にある江田船山古墳と近くのトンカラリンは、

ワクワクすることの連続です。

江田船山古墳は5世紀末の古墳らしいのですが、528年に終わった継体・磐井戦争に近い時代ですから、

江田船山古墳からの国宝に指定されている92件の所有者?は磐井に匹敵する王だったと推測します。

ここは古墳公園ですが、出土品のレプリカを展示した歴史民俗資料館の他、県内各地からの古民家を

移築して、ガラス、木工、蕎麦打ち体験などもできる肥後民家村もあり、また菊池川沿いで、道の駅も

隣接です。古墳に興味がなくても家族でも楽しめそうです。 


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      江田船山古墳。付近に虚空蔵塚古墳、塚坊主古墳などもあります。

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      資料館の中には素晴らしい国宝のレプリカがあります。現物は東京国立博物館に。

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      ペガサスの文様も描かれているという銀象嵌銘大刀(ぎんぞうがんめいたち)


この古墳公園と道を挟んだところに、有名なトンカラリンもあります。

トンカラリンは445メートルもの一部石組みもある暗渠で、目的がよくわからない構造物です。

以前、暗い中を歩いたので、今回はライトも準備したのですが、震災の影響で入れずに気温も高いので

付近を少し歩いて帰りました。 距離から考えても江田船山古墳一帯の大勢力の名残でしょう。


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     うっかり行き過ぎてしまいそうなトンカラリンの看板。

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写真は7月第三週で、他にも山鹿市の古墳や博物館も訪れたいものです。