くまモンで中国語を考える

その424


日本に来る旅行者で多いのは中国人と台湾人でしょうが、九州では韓国人は最近少なくなったようです。

ところで、中国語(台湾も含めて)は、発音が難しく、丸暗記してもなかなか通じないのですが、筆談できる

ことが日本人にとってはありがたいのです。 その中国語は、日本語でも英語でも中国語にするときに漢字を

当てて自国の言葉にするのですが、これが興味深いのです。

意味を中国語訳したもの、発音を中国語の発音の漢字から選んで当てはめたもの などがあります。

熊本の地震で、さらに活躍しているくまモンを中国語でどのように言うかが典型的な例です。



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      頭が大きいことが可愛く感じるのでしょう。ドラエモン、キティちゃんも6頭身では不気味な感じ?


熊本熊 、 萌熊 、 酷MA萌 などと言っているようです。

熊本熊はそのままです。 萌熊は台湾で使われているようで、可愛いくまちゃん という意味で、萌(もえ)は、

ご存知のように日本でオタク系?の人から広まって定着しましたが、ネット用語で日本好きな台湾人や

中国の若い人で多用されているようです。 オタクを意味する宅男や宅女という言葉も、中国や台湾の

若い人で、日本を旅行している人には通じるので、これもネット用語で定着しているようです。


酷MA萌は、発音に中国語を当てていますが、酷は本来いい意味はありませんが、最近は英語のCOOL

(かっこいい!)にもこの字をあてるようで、MAは適当な字がなかったのでしょうか? 萌は日本語の

可愛いの意味を取り込んだのでしょう。 この過程を見れば中国語のカラオケの当て字も連想されます。

以前から中国にある三明治(サンドウィッチ)、可口可楽(コカコーラ)なども日本語で読めば推測できます。

書いているうちにどうでもよくなってきましたが、新しく生まれる中国語には興味が持てます。