関門海峡で船を眺める

その417


久しぶりに関門海峡付近を散策しました。 梅雨の時期の夕方です。

いつものようにノーフォーク広場に車を置いて、人道トンネルを歩いて対岸に渡ります。

相変わらず、台湾からの旅行者が多く、また20代男女6人とその親世代のご夫婦はマカオからとのこと。

中国人旅行者とは何人も会っていますが、マカオからの人と国内で会うのは初めてです。

若い人は英語が堪能でしたが、台湾の人に比べて、フレンドリーさを感じませんでしたので、あまり会話を

しませんでした。 広島や福岡を旅行中でお金持ち風でしたが、私はめずらしく冗談も言いませんでした。

本当はマカオと聞いて、毎年11月に行われるF3マカオグランプリの話を聞こうかと思いましたが・・・。


さて、この日は潮流が激しく、20分くらい門司側から船の往来を眺めていました。 結構面白いのです。

8ノットですから、1.852×8・・・時速 約15キロです。 10ノットのときもあるそうです。

下関側の表示版で 潮流の向き、↑↓ E、W と速さが見られます。 この表示で8と出ていました。



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      E は東への流れを表します。 EかWの表示で、その後、↑か↓ で、次に数字が出ます。

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       この↑も本州側つまり東向きの流れを表します。

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      潮流8ノット。 トンネルを往復して、結局40分くらいずっと8ノットだったようです。


満ち潮のときは西流れ。引き潮のときは東流れだそうで、確かに潮が引いて下関側は砂地が見えました。

一日に4回、6時間ごとに変わるそうです。 毎日700隻ほどの船の往来があるそうですが、潮流によって

船の速度が大きく変わり面白いのです。 つまりこのときの東に向う船は当然、早い速度で通過しますが、

西へ向う特に小型の船は速度が遅く、目の前を歩いているご高齢ご夫婦のほうが早いので少し笑いました。


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      東から来る船はなんだかあっという間に通過する感じです。

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      この船は斜めに進みながらなかなか前に行かないので心配しました。



なんだかたわいもない光景を眺めながら、おかしな満足感に浸りました。

それにしても、いつの間にここは外国人(主に中華系)旅行者の人気スポットになったのかと考えました。

人道トンネルで九州と本州を歩くことも一興ですが、このわずか600メートルの幅しかない早鞆の瀬戸で、

船の通過を眺めるならば、潮流の激しいときがお勧めです。