広島平和記念資料館

その413


本日、オバマ大統領が広島の平和記念公園などを訪れるそうですが、無事に終わってほしいものです。

現職の大統領が訪れることに大きな意味があるのであって、謝罪などは別問題です。

妙な団体や、軽薄な人たちのプラカードをこの日には見たくないものです。

それはともかく、このブログで何度か書きましたが、平和記念資料館は事実だけの展示で、イデオロギー

米国や原爆投下の批判がない点が素晴らしいのです。展示内容が変わったそうで、また訪れたいと思います。


私の数少ないボランティア活動ですが、ここの資料館へ外国人旅行者を何度か、車で連れて行きました。

一番多いのは、今はなき広島のユースホステルからで、出発前に声をかけて希望者を乗せて行くことを

何度か行いました。 宮島からや岡山市からも連れて行ったことがありますので、延べにすると30人以上

かも知れません。 ちなみに一緒に見学したことは皆無で、近くで降ろしてそこでお別れです。

ここを訪れたいという外国人旅行者は、真面目な人ばかりですので、お金も手間もかからないこのような

お手伝いは気分が良いものです。 車中の会話も楽しく、色々な話も聞かれるので自分にとっても有益です。


ところで、15年前、ポーランドアウシュビッツ収容所を一人で見学中、被害者や人間の残虐性を考えて、

何とも言えない暗い気持ちになりました。 そのときに腹立たしい光景に遭遇しました。

おそらく香港人だと思うのですが、4人の小柄な女性が、ユダヤ人が銃殺された記念碑の前ではしゃいで

写真を撮っていたのです。 それをご年配の欧米人のご夫婦が大声で非難していました。

老年の男性は右手を振り上げての激怒です。今でもはっきりと覚えています。 周囲の人も見ていました。

彼らには、日本人も韓国人も中国人も同じに見えます。 これが暗い気持ちを一層暗くさせました。


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      有名な 働けば自由になれる の表示。


広島の平和記念公園なども、観光地のひとつかもしれませんが、はしゃぐ場所ではありません。

修学旅行で行くような場合は、引率の先生は事前に徹底して見学してほしいものです。