念願の一支国博物館に行った

その379

以前から訪れたかった壱岐一支国博物館に行きました。壱岐自体も初めてでした。

松本清張説の 魏志倭人伝に出てくる 一大率 というのは、壱岐一支国)を一大国と記載しているのならば、

一支率のことであって、壱岐に存在していたのでは? という仮説が今でも頭にあります。

また国境のない当時ならではの朝鮮半島の文化や宗教の影響があるのでは ?などを確認したかったのです。


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      外観も内部も立派な一支国博物館と、当日 40キロ走った電動アシスト付自転車

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     展望塔からは結構な眺望でした。原の辻遺跡ももちろん見えました。


最初に、原の辻遺跡のガイダンスの施設を見学して、遺跡を見た後に一支国博物館に行きました。

写真は禁止ですが、展示品は見どころが多く、何よりも小中学生にも興味が持たれて、将来考古学の道に

進もうか! と意欲を湧かせるようなコーナーもありました。 閲覧できる本も結構多いようでした。

土曜日の12時前後でしたが、来場者が少なく、ボランティアのような女性がずっと説明してくれました。

残念ながら、朝鮮半島独自の文化や宗教を感じませんでしたが、ここも翌日に見た唐津の末蘆館も、ビデオや

説明の設定を半島の人と現地の住民の恋愛や結婚ということにしていた点は、不自然ではありませんでした。


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      大きな石で築かれ16.5mの長い石室を持つ鬼の窟(いわや)古墳。内部を見学できます

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      全長91mの前方後円墳である双六(そうろく)古墳。 サイコロがいくつも供えていました。


展望台からの眺めもよく、3階?から外へも出られました。 風が気持ちよかったです。

最初はここだけ見て、帰ってもよいと思っていましたが、天気も良いので、電動自転車でいくつもの古墳などを

見て回りました。 タクシーで回っていた千葉からのご夫婦と4箇所で一緒になりました。

このタクシーの運転手さんが感じの良い方で、博物館の人も笑顔の方ばかりで、壱岐が好きになりました。

最後に寄った松永安左ェ門の資料館の館長?さんが、話ごたえのある博識な人物で、望外の満足でした。