鏡山からは素晴らしい眺望

その376


唐津の鏡山に行きました。 17年ぶりで4,5回目だと思います。

284メートルの高さで、車で登れば十分な駐車場があります。 ここから虹ノ松原玄界灘を遠望します。

虹ノ松原は、現地説明版では、クロマツが100万本、幅500mで長さ4.5キロ、総面積216haで、ヤフオク

ドーム30個分の広さ。江戸時代に長さが2里なので二里の松原が、19C前半に虹ノ松原になったとのこと。



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      大きな展望台は二ヶ所。メインは右下の鏡山展望台ですが、先に左下のひれふり展望台へ。

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      質問した地元の方が、空気が良いときはすばらしく遠くまで見えると鼻息荒く言いました。

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      右手に見えた形の良い山は、十坊山(とんぼやま)ということも教えてくれました


最初にひれふり展望台へ行きました。 結構な眺望ですが、黄砂のためか霞んで残念です。

537年に新羅へ渡る大伴狭手彦を見送るため、松浦佐用姫が領巾(ひれ)を振って、悲しみのあまり最後は

石になったとの伝説です。万葉集大伴旅人山上憶良が何首かあり、当時から有名だったのでしょう。

このひれふり展望台の横に佐用姫神社という小さな祠があり、ハート型をした石が見えました。

佐用姫に因んだ恋愛の神様にしたてて、桂由美かなんかだろう・・と思ってみれば、予想外のものでした。



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      右手のハート型の石を見て、またブライダルの宣伝かと思いましたが・・

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      なんと! 「愛しとーと」 岩本初恵でした。彼女は実業家で唐津市の親善大使とのこと。 


さて、次に鏡山展望台へ向かいます。 距離があるのであまり歩きたくない人はここだけでも良いでしょう。

多くの観光客です。桜の花も三部咲きで、途中、芝の上で韓国の人々が、日本人と同じように花見中です。


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      鏡山展望台の前にある佐用姫は、悲しい伝説のイメージにそぐわぬお顔でした。

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      左の先端に唐津城が見えるのです。 空気の澄んだときに再訪したくなります。

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      以前はなかった立派な展望台。右先の女性2名、真ん中の男性を車に乗せて下りました


霞んでいたとはいえ、結構な眺望に満足して、韓国からの旅行者に冗談を言って大笑いされました。

折角ですから、鏡山神社にも行こうかと思っていると、観光案内所の前で、外国人の3人組みが、明らかに

困った様子でした。 べトナムからの若い旅行者で、タクシーを呼びたいが、事務所が不在とのこと。

そこで、車に乗せて、下のイオンまで降ろすことになりました。旅行を楽しんでいただきたいものです。

片言の日本語だけで、英語は話さないようで会話は弾みませんでしたが、大変に喜ばれ、私も満足でした。