その366
ここだけで、出雲の歴史のすべてが分かる と言えば大げさでしょうが、実によくできた博物館です。
5年ぶりに訪れて嬉しかったのが、先回と違い、館内が原則として撮影可能に変わっていたことです。
中央ロビーに2000年に出土した本殿の本物の巨大柱が展示しています。
見どころのひとつ。古代48mの高さの本殿の10分の1の推測模型。右には他の推測模型も。
本殿の屋根にある斜めの千木。手前が本物で奥が復元。重さが500キロだったと思います
現在は24mの高さの本殿が、古代は48mとの推測ですが、どうでしょうか?
個人的には、海の近くで地盤の脆弱さが容易に推測されるので大きな疑問です。
柱跡から巨大な本殿は間違いないでしょうが、階段は梯子のような形状だったと思います。
このように勝手に推測したり、思い描くことが楽しいのです。
復元された銅剣、銅矛、銅鐸も展示されています
奥が荒神谷遺跡の銅剣(上段には復元も・・)など。手前が加茂岩倉遺跡の銅鐸。
他にも、勾玉などの玉作りの展示、たたらなど製鉄の展示、島根県の歴史(神話も含めて)など、盛りだくさん。
ここを見学して、興味が湧いたら、荒神谷や加茂岩倉遺跡を見学すれば良いでしょう。