由志園は素晴らしい日本庭園

その365


庭園の散策、鑑賞も旅行の楽しみのひとつです。 中国や西洋の庭園も結構ですが、やはり和風庭園ですね。

島根県足立美術館の日本庭園が有名で、雄大さには感嘆しますが、松江市の由志園もお勧めです。

今回の旅行は1泊2日で博物館中心でしたので、足立美術館や、イングリッシュガーデンは割愛しました。

由志園は、池泉回遊式で散策しながら、場所、角度を変えて景色を楽しめる点が、足立の庭園に勝ります。

もちろん一年中、牡丹を堪能できる牡丹の館も、大きな見どころですが、それは先回ご紹介済みです。


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      入館料800円。駐車場無料。牡丹の苗、高麗人参なども購入できます

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      冬牡丹は、雪をかぶると一層味わいが増すのですが、なかなか機会がありません。

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      写真の建物は料亭になっているようです。

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      今の時期は花が少ないのですが、椿が咲いていました。

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      華道家 カリヤザキショウゴ の作品が20点くらいありました。 庭園を損ねていません。

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      この庭園で唯一の人工的な着色と言ってよい赤橋。だからこそ浮かび上がるのです。

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      赤橋から奥の滝や、カスケード(小さな滝の流れ)を見る。水の音に耳を澄ませる楽しさです。

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     この枯山水の庭がまた良いのです。色々な角度から石の配置を楽しみます。

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      喫茶 一望 からガラス越しに。 死ぬまでに一度は雪に覆われた景色を見たいと思います。


昨年も訪れた岡山の後楽園、金沢の兼六園、香川の栗林公園などの素晴らしさは当然ですが、

ここは程よい広さで、和風庭園の魅力がすべてあります。付近の構造物が見えないことも大きな利点です。

ここの良さを説明するときは、人工的な着色が赤橋だけであること、一切、シンメトリック(左右対称)や、

ジオメトリカル(幾何学的な)でない点など、日本庭園のお手本であると、自分の庭園のように語ります。


最後に 喫茶店で、600円の高麗人参入りのコーヒーを飲みながら、ガラス越しの庭園を眺めましょう。

今回で3回目ですが、何となく以前に比べれば、お土産などの勧め方が少ししつこいように感じました。

庭園の維持には莫大な費用が必要であることは当然ですが、興ざめして感動が薄れました。残念です。