深山イギリス庭園

その275
 
 
岡山県玉野市のみやま公園は、以前から行きたい場所でした。
 
200haという広大でいくつかの山もある散策コースと、公園内にあるイギリス庭園が目的です。
 
5月25日。朝、7時に到着して、まずは公園を散策しますが、イノシシのために山へ通じるいくつかの道は
 
通行禁止でした。それでも3つある大きな池の周辺を散策しながら、習慣的に歩いている地元のご年配の
 
人たちと話をしました。 小高い岩山は、なんだか中国青島(チンタオ)の労山を思い出しました。
 
 
そして9時開園のイギリス庭園に一番乗りです。
 
ここはテーマ別に6つの庭で構成されています。広大な西洋式庭園も魅力がありますが、
 
このような形式もまた結構です。お互いに適度な生垣で仕切られていながらも繋がりがあります。
 
フランス式の幾何学的な感じがないのですが、バランスがよく、様々な角度から美しさを楽しめます。
 
 
 
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      入口を通り抜けてすぐの光景。ワクワクします。人がいないのもヨシヨシです。
 
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      睡蓮も英国的ですが、泳いでいる錦鯉は日本的でした(笑)。
 
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      彫刻の回廊。日本人が庭に置くと悪趣味に感じますが・・・。
 
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     中心にはガゼボという日本でいう東屋があり、四方の景色を楽しみます。
 
 
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      英国式庭園にバラはかかせません。
 
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     上から見ることも出来ます。周辺の景色がちょっとした借景のようです。
 
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      秋になると赤く紅葉すると思われるモミジバフウ。今は緑も鮮やかで木陰も気持ちよいのです。
 
 
ベンチに座って眺めながら、新宿御苑島根県松江市のイングリッシュガーデンを思い出しました。
 
英国のようにリスがいたり、小鳥にエサをやることが出来れば、さらに英国庭園だけど・・と思いました。
 
英国人の若く美しいメイドさんに、「ブラックティに愛情を注いでね」 と笑顔で注文しようと・・考えていましたが
 
誰も来るはずがなく、おばさんグループの大きな笑い声に、つかの間の妄想から覚め、ベンチを立ちました。
 
帰りに受付の女性から、この庭を造った際のことなどを詳しく教えてもらって、さらに満足でした。