石鎚山に登る

その273
 
 
5月28日。西日本では一番高い石鎚山に登りました。
 
朝6時半に西条駅前のホテルを出発。5432mもある寒風山トンネルを抜けて、クネクネした道を走ります。
 
そして、UFOラインと呼ばれる町道瓶ヶ森線を通りますが、これが素晴らしく良いのです。感動しました。
 
 
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      このような道はあまり経験したことがなく、これだけでも来て良かったと思いました
 
 
 
以前、バイクで走った人から聞いていましたが、尾根沿いを走るので、眺めも結構で、途中、通行の邪魔に
 
ならない場所に10回くらい停まりながら、景色や気持ちの良い風を楽しみました。 何度もサルを見ました。
 
土小屋付近は、混雑はしていませんが、5組くらいの登山者がいました。300台くらいの駐車は可能とのこと。
 
 
 
土小屋で1490mですから、山頂1970mとの差は、480mです。 距離は4.6キロとのことです。
 
8時半に出発して、起伏の少ない道を歩きます。9時20分には、山頂まで残り1キロの表示まで来ました。
 
急いで歩いているわけではありませんが、3.6キロを50分ならば、普通の散歩とあまり変わりません。
 
山に登らず、ここから戻っても快適で無理のない散策コースと言えるでしょう。
 
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     歩きやすく、起伏の少ない道を進みます。絶好の散策コースです
 
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      50分でこの標識です。意気込んでいましたの拍子抜けしました。
 
 
 
すぐにロープウエイからのコースと合流です。
 
ここから一般道を通っても良いし、鎖をつかんでよじ登っても山頂までの時間は変わらないようです。
 
鎖は誰も登っていませんでしたので、二の鎖(65m)、三の鎖(67m)と登ってみました。
 
普通のチェーンのようなものと違い、太く頑丈な鎖で、楽器のトライアングルのようなところに足をかけて
 
よじ登ります。 腕力に自身がなければ避けるべきでしょう。 混雑していてスティックなどを落としたら
 
大事故につながりるのでは?と登りながら思いました。距離が長いので途中でやめるわけには行きません。
 
 
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      垂直に近いように感じる二の鎖(65m)、三の鎖(67m)も同様です。
 
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      軍手と比べます。足をかけるトライアングルに名前が彫ってありました。おそらく寄進者でしょう。
 
 
 
三の鎖を登れば山頂です。10時着ですから、わずか1時間半です。予想外の早さでした。
 
九州で言えば、牧の戸から久住山、正面登山口から由布山くらいの難易度でしょう(鎖を使わずに)。
 
男池から黒岳の方がはるかに時間、体力を使います。
 
 
 
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      山頂からロープウエイのコースを見ます。正面に見えるものが駅の付近でしょう
 
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見るだけでも恐ろしい天狗の絶壁。そんなに無理なく行かれます。左の建物は土小屋付近。
 
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天狗から石鎚山山頂を見ます
 
 
 
山頂には、結構多くの人がいましたが、大半は60歳以上のようです。眺めは素晴らしく感動的です。
 
目の前に見える天狗というとがった峰まで行ってみました。10分くらいですがここもまた絶景です。
 
こわごわと岩の下を覗けば絶壁になっていて、小心者の私は身体がすくむ思いでした。
 
石鎚山の山頂に戻って、ほかの登山者の方たちと10分くらい話をしました。
 
般若心経を唱えている人もおられましたが何だかみんな幸せそうな雰囲気です。 私も大変に幸せでした。
 
 
 
お弁当を食べるには早すぎるので、10時40分に下山開始で一般道を歩いて、10時55分には合流地点で
 
11時50分には土小屋に戻りました。 帰りは少し大またで歩きましたが、3時間半のコースでした。
 
事前に虫が多いと聞いていましたので、薬用防虫スプレーを買って、何度も全身に吹きかけました。
 
鎖を登っているときに虫が気になったら危ないでしょう。特に女性で防虫ネットをつけた人が何人もいました。