2月にYouTubeにいつも国東観光の動画が流れていました。
その中で大不動岩屋と五辻不動堂からの景色を見たいと思い、他の人の
ブログを参考にして、ついでに千燈岳も登って一周しようと考えました。
一ノ瀬溜池付近に駐車するつもりでしたが、工事中で車両数台があり、
結局、ブログで見たトイレもある千燈寺バス停前の駐車場から出発です。
駐車場(9時5分)・・尻付岩屋(9時18分)・・大不動岩屋(9時38分)・・
千燈岳登山口(10時20分)・・頂上(11時20分着、40分出発)・・
五辻不動尊(12時40分)・・駐車場に戻る(13時45分、23600歩)
現地で分かったのですが、大不動岩屋には駐車場から1時間くらいで往復でき、
また五辻不動堂はすぐ下に駐車場があってそこから5分で行かれるのでした。
さて、駐車場から県道を菜の花を楽しみながら歩き、13分で大きな岩があり看板が
出ていました。尻付岩屋でここを右に曲がって林道を進み(900mという標識)、
20分で大不動岩屋です。岩屋から奇岩などを鑑賞します。
尻付岩屋へ戻り20分くらい県道を歩き、一ノ瀬溜池前の千燈岳入り口に着きました。
ここからずっとなだらかな坂を登ります。山頂近くは少し急坂で11時20分に山頂です。
605.8mで、山頂は横に長い感じでベンチがいくつもありました。20分くらいパンを
食べたり、ノートに感想を書いたりして11時40分に出発しました。
山を下りますが、結構な勾配で濡れていたら間違いなく何度か転んでいたでしょう。
ご年配の男女3人組と下り始めてすれ違いましたが、「こんな急坂をよく登るな」と
感心しました。木についたテープが頼りですが、見失い谷に降りて焦りました。
千燈岳を振り返る。急坂が納得の山の形。
山頂出発からちょうど一時間で大きな岩が見えて五辻不動堂に着きました。
眺望がよく(少し黄砂の影響か?)、姫島がいい感じで見えます。
このすぐ下にまったく場違いな鉄製の像がありました。アントニー・ゴームリー作で
国東半島芸術祭の一環とのことですが、私は先日問題になった愛知トリエンナーレを
思い出しました。アートの名のもとに伝統や日本文化を台無しにする愚行でしょう。
鉄製らしいのですが、大ぶりなチン〇を触る人が多いためか、そこだけが白くなって
失笑ものです。笑わせる目的でなければ、企画者は責任を取って定期的に塗装に来る
べきでしょう。1300年の歴史を持つ仏の里を守ってこられた方々の信仰を踏みにじる
これまでに見た最低の像で、「他所に作れ」と、ムカムカしながら下りました。
10年以上前に青山墓地で、無許可でヌード撮影をして訴えられた有名写真家のこと
なども思い出しました。芸術家に常識は通用しないのか・・とも改めて考えました。
旧千燈跡は広大な敷地でゆっくり鑑賞したり、思いをはせるにはふさわしい場所ですが
心中が穏やかでなくなったためか、最初の駐車場へ戻る道がわからなくなりました。
出発から戻るまで、付近の地図の看板がまったくありませんでした。
トレッキングの地図はダウンロードできますので、持っていくべきでした。
2時前には最初の駐車場に戻りました。様々なことを考えさせられた経験でした。